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Google Wifiを1ヶ月使ってやめた話と乗り換え先

※この記事は、先月新しく発表されたGoogle Nest Wifiではなく、旧モデルであるGoogle Wifiの話となります。予めご了承下さい。

こんにちは。こちらには2回目の投稿になります。

ここ1ヶ月程、自宅の無線LAN環境としてGoogle Wifiを使っていたのですが、僕の環境的に色々と合わない部分があったので使うのを辞めてしまいました。
そこで、今回は1ヶ月使ってみた感想と、乗り換え先等を話したいと思います。

そもそものGoogle Wifiを使ったきっかけ

自宅の固定回線はソフトバンク光マンション・ギガスピード(上下理論値1GHz)を使っていて固定回線は問題が無いのですが、無線LAN環境(モデムと一体型の物)が特に酷く、頻繁に通信が瞬断したり、自宅に色々なIoTデバイスを導入した事もあって新しい無線LANルーターの購入を検討し始めていました。
そんな中丁度コストコに買い物に来るとGoogle WiFiが安売りしていたので、その場で簡単に調査だけしてすぐ購入に至りました。

Google Wifiをやめた理由

実は購入前の軽い下調べですぐ以下の記事を見つけていたのですが、まさしく同じ理由で使う事を辞める事になりました。

Google Wifiをマンションで使った感想とオススメしない理由

ざっくり言うと、Google Wifiは2.4GHzと5GHz帯域を自動で端末への電波強度で切り替える仕組みになっていて、ある程度距離が離れたりすると強制的に2.4GHz帯にされてしまい、速度が急落してしまいます。(電子レンジもうかうか使ってられなくなる)

自宅は2LDKで、かつ2階建てで1階あたりの面積は大きくないのと、鉄筋コンクリート造では無いのでリビングに1台置けば全室使えるだろうと高をくくっていたのですが、現実はそう甘くなく、執務スペースとして利用している1室が皮肉にも最もパフォーマンスが出ないと言う状況になってしまい、やむなく利用を断念しました。

※メッシュネットワークも考えたのですが、もう1台Google Wifiを買うよりも、それに毛が生えた程度予算追加して別の無線LANを試してみたくなったと言うのもります。移行先は後述。

以下に、各位置での通信速度を列挙しておきます。使用した機材はiPhone XS MaxでOoklaのSpeedtest (iOS版ネイティブアプリ) を利用しました。速度検証は全て同時刻帯で行っています。
また、今回間取りの詳細は省略してますので、雰囲気だけお楽しみ下さい。

Google Wifiと同室(リビング)

Ping: 5ms / 下り: 209Mbps / 上り: 491Mbps
帯域は5GHzで、十分な速度が出ていました。

リビングを出てすぐの廊下、扉を閉めた状態

Ping: 6ms / 下り: 50.0Mbps / 上り: 84.4Mbps
帯域はまだ5GHzでしたが、速度が1/4以下になってしまいました。5GHzは壁に弱いので仕方がないですね。

廊下から2階へ上がる階段への途中

Ping: 6ms / 下り: 32.2Mbps / 上り: 36.64Mbps
帯域はここから2.4GHzになってしまいました。

2階の執務スペース、こちらも扉を閉めた状態

Ping: 7ms / 下り: 15.89Mbps / 上り: 32.80Mbps

執務スペースの、最も無線LANから遠い対角線上の場所

Ping: 7ms / 下り: 10.10Mbps / 上り: 10.74Mbps

以上です。
無線LANを使う以上、有線より遅くなるのはやむを得ませんが、さすがに最も近距離での速度の約1/20(上りは約1/25)まで低下してしまうのは正直使い物にならないと言わざるを得ません。

移行先

価格やカタログスペックの近いTP-LinkのArcher A10 AC2600にしました。
定価は高いですが、Amazonだと1万円以内で購入可能でした。

カタログスペックは5GHzで最大1733Mbps、2.4GHzで最大800Mbpsで同時接続数は最大48台だそうです。家庭用としては十分ナスペックですね。

TP-Link Archer A10

以下、実際に同じ条件での速度計測結果になります:

※別日に計測しているので下り速度にやや遅いですが、リビングとの相対的な数値を評価頂ければ幸いです。

Archer A10と同室(リビング)

Ping: 4ms / 下り: 126Mbps / 上り: 528Mbps

リビングを出てすぐの廊下、扉を閉めた状態

Ping: 4ms / 下り: 139Mbps / 上り: 522Mbps

廊下から2階へ上がる階段への途中

Ping: 4ms / 下り: 107Mbps / 上り: 543Mbps
ここまで来ても変わりはないですね。

2階の執務スペース、こちらも扉を閉めた状態

Ping: 5ms / 下り: 114Mbps / 上り: 265Mbps
上りが少し落ち込みました。(念の為再計測しましたが結果は変わらずでした)

執務スペースの、最も無線LANから遠い対角線上の場所

Ping: 5ms / 下り: 92.5Mbps / 上り: 93.5Mbps
上りがやはり落ちましたが、問題無いレベルです。(こちらも再計測済み)

と言う訳で、Google Wifiに比べGoogle Wifiを1ヶ月使ってやめた話と乗り換え先て顕著な違いが現れました。

使い勝手について

個人の感想レベルになりますが、どちらもほぼ同じです。管理画面は両者ともネイティブアプリがあり、ペアレンタルコントロールや特定デバイスへの優先度調整等の機能が付いています。(僕は使っていませんが)
最初のセットアップについては、Google Wifiの方に軍配が上がるような気がします。と言うよりArcher A10は初心者は初見ではセットアップが少し難しいかも知れません…。

感想

あれから1ヶ月Archer A10を使っていますが、特に問題もなくとても満足しています。

最近はIoTデバイスも普及して、一家に無線端末が10台以上なんて事もざらになってきました。プロバイダから貸与される無線LANは貧弱な事が多いので、それらを使っている方は一度無線LANの導入を検討してみても良いかも知れません。

因みに使わなくなったGoogle Wifiは・・・

メルカリで売りました。1ヶ月使いましたが、購入金額-2000円くらいで諸経費込みで売れたので、お試し代としてはまずますでしょう。メルカリ凄い。

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