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PayPal vs. Stripe

PayPal と Stripe の両方を使う機会があったので、比較してみます。といっても、サービス自体の比較は色々なサイトで行われているので、まずはそれらのサイトを紹介しつつ書かれていない点を補足します。その後、少し技術的な側面から比較しようと思います。

機能比較

基本機能

“PayPal Stripe 比較” で検索して上位に出てきたサイトを2つ紹介します。

これらのページを読んでもらえれば大まかな違いが分かると思いますが、個人的に重要と思われるものをいくつか挙げておきます。

  • 決済手数料、返金時の手数料の扱いが違う
  • PayPal は、基本的には利用者側もアカウント作成が必要
  • 決済手段
    • なんちゃらPay の対応は Stripe の方が多い
    • Stripe で JCB を使いたい場合は申請(設定?)が必要

上のページに記載されている以外で、気になった点を挙げます。

設置の容易さは PayPal

PayPal は、管理画面で商品を作成して、生成された HTML タグをウェブページに埋め込むだけで、お客様から代金を受け取ることが出来ます。

弊社でも、以下のページで使っています。

運用・保守・サポートサービス – もばらぶん

生成される HTML タグは、以下のようなものです。

<form action="https://www.paypal.com/cgi-bin/webscr" method="post" target="_top">
<input type="hidden" name="cmd" value="_s-xclick">
<input type="hidden" name="hosted_button_id" value="KD7RM2DK5GTX4">
<table>
<tr><td><input type="hidden" name="on0" value="プラン">プラン</td></tr><tr><td><select name="os0">
	<option value="ミニマムプラン">ミニマムプラン : ¥5,400 JPY - 毎月</option>
	<option value="標準プラン">標準プラン : ¥10,800 JPY - 毎月</option>
	<option value="拡張プラン">拡張プラン : ¥32,400 JPY - 毎月</option>
</select> </td></tr>
</table>
<input type="hidden" name="currency_code" value="JPY">
<input type="image" src="https://www.paypalobjects.com/ja_JP/JP/i/btn/btn_subscribeCC_LG.gif" border="0" name="submit" alt="PayPal - オンラインでより安全・簡単にお支払い">
<img alt="" border="0" src="https://www.paypalobjects.com/ja_JP/i/scr/pixel.gif" width="1" height="1">
</form>

一方、Stripe で一番簡単な方法は、多分以下のサンプルです。

checkout-one-time-payments/client-only/client/html at master · stripe-samples/checkout-one-time-payments

少なくとも、JavaScript の基本的な知識は必要です。

アカウント作成の容易さは Stripe

Stripe は、使い始めるのが簡単です。アカウントを開設してすぐにお金を受け取れます。確認書類とかは一定期間のうちにアップロードすれば大丈夫です。

PayPal のアカウント開設は2回やったことあります。すんなりいけばまぁ良いのですが、1回は問題が発生して、なかなか解決しませんでした。

サポートは圧倒的に Stripe

PayPal のサポートはほとんど役に立ちません。新型コロナウイルスの影響もあるのですが、返事がなかなか返ってこないですし、返ってきても中身をあまり読まずに FAQ をコピペしたような返信が多いです。

Stripe ですが、同じく緊急事態宣言中にサポートに質問をする機会が何度かありましたが、大体は翌営業日に返信があり、非常に助かりました。

技術的な比較

API ドキュメントは若干 Stripe

PayPal の API ドキュメントは、エンドポイントや型についての情報が羅列されているだけという感じで、どのパラメータをどう設定するとどのように動作するのか、などが分かりづらく、色んな情報を見る必要があるように思えます。

Stripe は、サンプルコードなども充実していて分かりやすいです。ただ、色々なサービス・機能があり、どれを使えば自分のやりたいことが実現できるのかというのが分かりにくいのが難点だと思いました。触りはじめた最初期の頃は、Checkout と Payment の違いがよく分かってませんでした。

プログラムしやすさは同点くらい?

PayPal の API は、(API ドキュメントが読みづらいのを我慢すれば)使うのは比較的簡単で、理解しやすいと思います。

Stripe は、PayPal の API より洗練されていると思いますが、覚えることが多いので、慣れるまでに時間がかかるかなと思います。

結果として、この項は引き分けにしたいです。

サンプルコードは Stripe

PayPal もサンプルコードは沢山あるようなのですが、歴史のあるプラットフォームのせいか、いかんせんまとまってなく、必要なサンプルを探すのに結構時間がっかったりします。

Stripe もサンプルコードは沢山あるのですが、比較的まとまっているので、探しやすいと思います。とは言え、機能が多いので、それでも慣れるのに大変でしたが。

まとめ

どちらを選ぶかですが、個人的な結論としては大雑把には以下の通りです。

  • プログラムが分からない -> PayPal
  • 商品・サービスを簡単に自社のウェブサイトに設置したい -> PayPal
  • それ以外 -> Stripe

EC サイトなどであれば、両方使えるようにしておく必要があると思います。

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