
Rocky Linux 9 から AlmaLinux 9 に移行
誰に需要があるかは分かりませんが、自分用の備忘録も兼ねて書きます。
前回は Rocky Linux (以下 RL)8 から RL 9 にアップグレードしました。
Rocky Linux 8 から Rocky Linux 9 にアップグレード – もばらぶエンジニアブログ
ただ、RL 9 から RL 10 の簡単なアップグレード手順は相変わらず存在しなさそうだったので、RL に見切りを付けて AlmaLinux に移行することにしました。
やった事
実は便利な移行スクリプトがあるので、これを使います。
AlmaLinux/almalinux-deploy: EL to AlmaLinux migration tool.
事前準備
前回も書きましたが、ネットワーク越しにサーバーがある場合は、油断せずに screen を使ってその中で作業を行いましょう。
screen -S almalinux-migration
ネットワークが途切れた場合は、ssh でサーバーに入り直した上で以下のコマンドでセッションを再開できます。
screen -r almalinux-migration
実作業
システムを最新の状態にしてから再起動します。
dnf update -y
reboot
必要なファイルのバックアップを取ります。
移行スクリプトをダウンロードし、実行します。
curl -O https://raw.githubusercontent.com/AlmaLinux/almalinux-deploy/master/almalinux-deploy.sh
bash almalinux-deploy.sh
これで終わりです。簡単です。
トラブルシューティング
自分が経験した問題点は1つだけでした。
インストール途中のある場所で何時間経っても進まないところがありました。他のターミナルを立ち上げて ssh でログインして、以下のコマンドで状態を確認したところ auditctl --signal stop というコマンドで止まっていることが分かりました。
pstree # プロセス一覧をツリー表示し、screen の子孫プロセスを確認
ps aux | grep auditctl # 詳細なプロセスの状態を確認
auditctl の man ページを見たところ、auditd を停止するコマンドのようです。試しに別ターミナルで auditctl --signal stop を実行しても、やはり全く反応が返ってきません。
systemctl stop auditd コマンドで止めようとしたところ、エラーが出ました。
Failed to restart auditd.service: Operation refused, unit auditd.service may be requested by dependency only.
Stack Overflow に解決策があったので、それを試してみます。
docker – Restarting auditd service gives dependency error – Stack Overflow
結果としては、この方法で auditd を止めることが出来たのですが、auditd が止まったにも関わらず auditctl --signal stop コマンドは固まったままです。仕方ないので kill で止めたところ、先に進みました。

今後
AlmaLinux 9 に移行できたので、そのまま 10 にアップグレードしようと思ったのですが、細かい問題があったので一旦ここでおしまいにして、10 へのアップグレードは別の機会に行ってその時にブログに書こうと思います。
まとめ
Rocky Linux 9 から AlmaLinux 9 への移行は、シェルスクリプトを実行するだけだったので簡単でした。とは言え、途中で問題が起きた場合、Linux の知識をそれなりに求められますので、可能であれば
- データバックアップ
- AlmaLinux 9 の新規インストール
- 必要なファイルを元に戻す
という手順の方が楽だと思います。
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